特定小電力トランシーバー比較

特定小電力トランシーバーのQ&A!
特定小電力トランシーバー比較について。




Q


特定小電力トランシーバーのグループに簡易無線機で参加できますか? 小店舗での日常の業務連絡で10名ほどのグループで特定小電力トランシーバーを利用していますが、受信感度が悪く業務遂行上問題があります。

ケンウッドのUBZ-LM20やUBZ-EA20Rで構成されたグループです。

比較的近距離では問題ないのですが、屋内と屋外で通信を行うとき(直線距離で約40m以上離れたとき)に雑音がひどく聞き取れません。あるいは受信自体できていないときがあります。

業務上、私は外にいることが多く、電波の弱さに不満を感じているのは私だけのようです。
ですので会社に訴えても、中継器や上位モデルは購入してくれそうにありません。

そこで、ケンウッドの受信感度アップに特化した機種(UBZ‐BH47FR)を個人で購入しようと思いましたが、値段が高く手が出せません。
安価な商品や旧製品で感度のよい機種はありますか?ALINCOやICOMでも構いません。

オークションで中古品を探していたところ、業務用簡易無線機?というものを見つけました。
周波数144MHZとか430MHZとか対応の機器で、数千円で取引されているようです。
古いものでもすごく電波が強そうで、これくらいなら手が出せそうなのですが、当方はまったくの素人で全然わかりません。

このような機器を購入し、周波数を合わせば特定小電力のグループに参加できるのでしょうか?
参加できた場合、電波が悪い悩みは解消されるのでしょうか?

また、使用するのに資格や登録等は必要なのでしょうか?資格が必要な場合は私以外の者も取得しないとだめなのでしょうか?

資格や登録が必要でも、それをしないで使用している人が多いと聞きましたが本当ですか?
バレた場合は、罰則があるのでしょうか?
すぐにバレますか?
その場合、私個人の責任ですむのでしょうか?会社に迷惑がかかりますか?

質問ばかりで申し訳ございませんが、本当に困っています。どうぞよろしくお願いします。

他にお勧めの方法や、お勧めの機種などございましたら教えてください。

A


>特定小電力トランシーバーのグループに簡易無線機で参加できますか?

できません。
簡易無線局は その免許で「通信の相手方」が「免許人に所属の簡易無線局」と指定されます。他の種類の無線局と交信することは禁止されていますし、周波数なども異なるので物理的に交信不可能です。
デジタル簡易無線の「登録局」というものは免許不要ですが、やはり他の種類の無線局とは周波数や電波の型式が異なるので交信できません。


>オークションで中古品を探していたところ、業務用簡易無線機?というものを見つけました。
>周波数144MHZとか430MHZとか対応の機器で、数千円で取引されているようです。

おかしな説明ですね。
144MHz帯と430MHz帯はアマチュア無線の周波数です。アマチュア無線は仕事の連絡には使えません。
簡易無線は150MHz帯、460MHz帯などいくつかあります。前述の登録局は351MHz帯です。
しかし簡易無線機では144MHz帯や430MHz帯は運用できないはずです。
中国製の無線機や国内メーカーが輸出向けに製造した無線機で、どの周波数でも電波の発射が可能な無線機がありますが、こういったものは日本国内ではアマチュア無線用としても簡易無線用としても許可にならないものです。

>このような機器を購入し、周波数を合わせば特定小電力のグループに参加できるのでしょうか?

法律的にまともなものは、本来の目的の周波数でしか電波の発射ができませんから、特定小電力とは交信できません。
物理的に特定小電力と交信できるようなものは法律的にNGでしょう。
そういった無線機でも受信感度が特別良いわけではありませんから、質問者さんが持ったとしても相手の電波が良く聞こえるようになるわけではありません。改善したかったら持って歩くには不便なほど大きなアンテナを取り付ける必要があるでしょう。
送信する電波は法外に強いものを発射可能ですから、相手のところへは質問者さんの電波が良く届くようにはなりますが。
いや、違法行為ですから お勧めはしませんけど。


>また、使用するのに資格や登録等は必要なのでしょうか?

アマチュア無線は仕事の連絡の目的では免許が受けられません。

簡易無線は資格は不要です。仕事などの業務の目的のみ可能です。ただし公共性のあるような重要な業務はダメです。
中古なら2~3万円くらいから出回っているようですが、前のオーナーさんが廃局届けを出していない無線機は新しいオーナーさんが免許を受けられないようですから注意してください。バッテリーなど劣化しているものが多いですが、バッテリーだけで1万5千円~2万円くらいしますから そのつもりで。それでも手に入れば良いほうで、古い機種ではバッテリーが手に入らない場合もありますから注意してください。

デジタル簡易無線の登録局は資格は不要です。「免許」より手軽な「登録」の手続きで使えるようになります。仕事の連絡でもレジャーの連絡などでも使えます。
数年前に許可になったばかりなので まだ中古はあまり出回っていないようです。
ハンディー機(片手で持てる程度の大きさの携帯用無線機)で1台あたり5万円くらいからです。

>バレた場合は、罰則があるのでしょうか?

免許や登録が必要な無線機を、無免許や無登録で使用していると電波法第四条の違反となります。
これの罰則は電波法第百十条により「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」です。
また、罰金以上の刑に処せられた場合は その後二年間は無線関係の資格の取得や免許が受けられなくなる場合があります。

近年、アメリカなど外国の規格のトランシーバーが輸入され、通販、ネットオークション、ディスカウントストアなどで安価に売られていますが、日本では免許が受けられないものですから注意してください。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kyushu/re/caution3.html
http://www.soumu.go.jp/soutsu/okinawa/kansitiyousa/known/aratanamuh...

>その場合、私個人の責任ですむのでしょうか?会社に迷惑がかかりますか?

総務省、警察、裁判所などの判断しだいですが、仕事で使っていたのなら会社にも責任を追及されることがあるでしょう。


状況を目に見えて改善するのなら、特定小電力の範疇ではレピータ(中継器)を設置するのがよいでしょう。
あるいは登録局でも免許局でもよいですが簡易無線に交換するかですね。
いずれにしても、UBZ‐BH47FRを買う値段と同等あるいはそれ以下の予算で目に見えた改善を行う方法は思いつきません。

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